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2014年01月31日

中国の月面探査車に異常、新華社報道

中国の国営新華社(Xinhua)通信は25日、同国の無人月面探査車「玉兎(Jade Rabbit、ぎょくと)」号に「機械的な制御の異常」が発生したと伝えた。月面への無人探査車の展開という、中国の野心的な宇宙開発計画における歴史的ミッションにとって一つのつまずきといえそうだ。

中国の月面探査車に異常、新華社報道

新華社によると、国家国防科学技術工業局(State Administration of Science, Technology and Industry for National Defence、SASTIND)は異常の発生について「月面の複雑な環境」が原因とみており、科学者らが「徹底的な調査に向けて準備中」だという。

しかし、新華社はその詳細を伝えておらず、SASTINDのホームページにもこの件に関する説明は掲載されていない。

玉兎号は、月面探査機「嫦娥(Chang'e、じょうが)3号」が月に軟着陸した翌日の昨年12月15日に月面に降ろされ、活動していた。月面に探査車を送ったのは米国と旧ソ連に続いて中国が世界で3か国目。今回は40年近く前にソ連が送って以来のことで、中国にとって大きな誇りになっている。

「人類よ、おやすみ」中国月面探査車の異常、ネットで大反響

月面で活動中にトラブルが発生した中国初の無人月探査車「玉兎(Jade Rabbit、ぎょくと)号」に関し、中国のソーシャルメディア上に投稿があふれている。

 中国国営メディアは前週25日「月面の複雑な環境」が原因で、玉兎号に「機械的な異常」が発生したと報じた。この報道後、27日の午後までに中国のマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」では、最も検索されているキーワードに「玉兎号」が躍り出た。

 新浪微博のユーザーたちは「小さな兎(うさぎ)よ、祈ってるよ」「宇宙探査には偉大な美もあれば、大きな困難もある。復活してくれることを願っている」などと投稿している。

 玉兎号は前月15日、無人月面探査機「嫦娥(Chang'e、じょうが)3号」が月に着陸した数時間後に発進し、活動を開始した。

 月面への軟着陸を成功させたのは1976年の旧ソ連以来で、米国、ソ連に続いて世界で3番目となるため、中国にとって大きな誇りとなっているだけに国内の関心は非常に高い。

 国営新華社(Xinhua)通信は玉兎号のトラブル発生を伝えるにあたり、そのショックを和らげようとするかのように、新浪微博ユーザーが玉兎号に扮して語っている投稿を次のように取り上げた。「悪いニュースだ。今朝、眠る前に、私のご主人たちが機械的な制御異常を発見した。私の体の一部は彼らの命令を聞こうとしない。ご主人たちは修理方法を一生懸命考えている…それでも、私に今晩を乗り切れないことがあり得るのは分かっている」

「玉兎号の声」はさらに「最初はここで3か月間、あちこちを飛び回れると思っていた。けれどこの旅が時期尚早に終わってしまったとしても、怖くはない。彼らが私を修理できてもできなくても、私の故障がご主人たちに多くの貴重な情報と経験を与えることができると思うからだ」と続き、最後に「太陽が沈んで温度が急速に下がっている…私は自分の冒険物語を体験していて、どの主人公もそうなように、ちょっとした問題に直面した。地球よ、おやすみ。人類よ、おやすみ」と終わっている。

 この記事に対し、6000人以上のインターネット・ユーザーから反響があった。あるユーザーは「君が月から見守っていてくれることを、私たちはずっと忘れない。いつか故郷に連れて帰るよ」とメッセージを贈った。
posted by ガンダルフ at 01:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクノロジー
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