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2014年01月28日

『地球、最後の男』の感想/映画見聞録 ※ネタバレ注意

この映画はスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を21世紀版としてリメイクしたかったのかもしれません。お金はかかってる割に不毛な映画です。なぜ撮影OKになったのか理解に苦しみます。

国際宇宙ステーションISS内での宇宙飛行士の様子、謎の巨大な物体など『2001年宇宙の旅』に似ています。

おかしな点をあげてみましょう。

1.宇宙空間に重力はない。無重力である。国際宇宙ステーション内は無重力である。なのに、映画では宇宙ステーション内に重力がある。
ゼロ・グラビティ』の無重力表現と比較して、この点でもう既にダメダメです。
宇宙空間に重力が無いことは一般常識ですし、宇宙ステーション内に重力があるだけで、観客は「あれっ?」と思います。
宇宙空間で人工重力を作ることは出来ますが、それには回転運動を用います。
映画に登場した国際宇宙ステーションISSに回転モジュールらしきものは確認できませんでした。
現在の国際宇宙ステーションISSと、ほぼ同じ形をしています。

2.南北戦争が出てくる意味がわからない。更に、南北戦争で従軍した兵士の日記が宇宙ステーション内に存在する理由が判りません。その説明もありません。

3.スペースシャトルはとっくに退役している。主人公の宇宙飛行士を宇宙ステーションに運ぶのはスペースシャトルです。有り得ません。
この映画は2014年の今から数十年後の物語で、主人公は「20年ぶりに宇宙へ行く宇宙飛行士」という設定です。なぜ、20年間も人類は宇宙へ行かなかったのでしょう?
人類が最後に月へ行ってから半世紀ほど経ちます。
月ロケットは国家予算を食うし、その割に人類が月へ行って収穫があったかというと大して無く、費用対効果で人類は月へ行くのを止めました。でもまた、火星へ人類が行く足がかりとして、数年後に月へ行くかもしれません。

4.宇宙服のデザインが古すぎる。まるで、ガガーリンの着ていた初期の宇宙服にそっくりです。そして、背中に酸素パックも背負っていません。どうやって呼吸するのでしょう。

5.地球で何があって、主人公は一人取り残されたのでしょうか?
夜の地球から明かりが消えていくシーンがあります。地球で人類の生存を脅かす出来事が何かあったのでしょう。でも、その説明が何もありません。

6.南北戦争時代にクレーターに墜落していた巨大物体と、主人公がラストに遭遇する巨大物体は一体なんでしょう?誰が作ったのか?目的は何なのか?
主人公が巨大物体の中に入っても、全然宇宙船らしくありません。階段があったり、エレベーターがあったり、ホテルのロビーみたいな部屋があったり。
主人公は、ここで何をしろと言うのでしょうか?

結論:『2001年宇宙の旅』の出来損ないの映画。まるで意味が判らないし、感動もないし、感情移入も出来ない。

解説

宇宙ステーションの中で孤独と闘う男の運命は?最新鋭技術による圧倒的な映像と音楽を駆使し、哲学的問題に挑むSFミステリー。(゚Д゚) ハア??

地球との交信が途絶えた宇宙ステーションに、1人取り残された男の不可思議な体験を描くSFミステリー叙事詩。元“ブリンク182”のトム・デロング率いる米国のオルタナティブ・ロックバンドがプロデュースと音楽を担当したことで話題に。最新の映像技術と圧倒的な映像美、そして音楽を駆使し、人類はどこから来てどこへ行くのか?人を組成する物とは?など、哲学的題材を大胆な解釈でひもといてゆく。

人類はどこから来てどこへ行くのか?人を組成する物とは?」そんな描写は映画のどこにも存在しない。

ストーリー

地球との交信が途絶えた宇宙船ステーション。その中にたった1人取り残され、軌道円周上を旋回し続ける宇宙飛行士リー・ミラー。時間と共に生命維持システムが消耗し、単に生きていることだけを継続するような状況下で、リーは自身の正気を保つために孤独な戦いを強いられる。そんな極限の閉塞空間で6年の歳月が流れ、リーの前に突如、巨大な宇宙ステーションが現れる。そこには人類の英知を結集させた“秘密”が隠されていた…。

人類の英知を結集させた“秘密”」?そんなもの映画には出てこない。秘密の意味が判らない。
posted by ガンダルフ at 02:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
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この記事へのコメント
つまらない、という事には100%同意するが、つっこみかた間違ってるだろ。
これはそもそも宇宙の映画ではない。
>巨大物体の中に入っても、全然宇宙船らしくありません。
>宇宙服のデザインが古すぎる。
>そして、背中に酸素パックも背負っていません。
>兵士の日記が宇宙ステーション内に存在する理由が判りません。
これらは全て「それらの場面は、主人公が実際に宇宙で過ごしている映像ではない」
という事で説明がつく。
むしろ観客がそこに違和感を持たせてそれに気づかせるために、
わざわざそこのディテールをそうしていると考えるべき。
わざと間違えてるという事に気づいてやれよ。
>『ゼロ・グラビティ』の無重力表現と比較して、この点でもう既にダメダメ
なぜ「無重力表現の現時点の世界最高峰」と低予算映画を比較しようと思うのか。
そこは許してやれ。
Posted by あ at 2015年10月01日 04:20
上の人の意見について上半分は同意する。
確かに宇宙での映像ではないということを読み取れていない感想ですね。
予算が低いから比較するなというのは間違っていると思いますけど。
Posted by 上の人の意見について上半分は同意する at 2015年10月16日 19:32
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