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2013年12月29日

『ゼロ・グラビティ』の感想/映画見聞録 ※ネタバレ注意

『ゼロ・グラビティ』前評判が良かったから観に行ったんだけど、いまいちでした。

これには、多分に自分自身の宇宙への知識が影響しているかもしれません。

ライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の主演が二人だけという、珍しい映画です。

『ゼロ・グラビティ』の不満点

1.スペースシャトルは2011年に退役している。

2.ハッブル宇宙望遠鏡の修理は、2009年5月11日に完了している。

3.ISS国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士全員を、たった1機のソユーズ宇宙船で地球に帰還させることは不可能。ISS滞在は6名、ソユーズ宇宙船の乗員は3名。

4.ISS国際宇宙ステーションと中国宇宙ステーションの座標上の位置が近過ぎる。飛行機で言えばニアミスの距離。こんなに近い軌道に存在する訳がない。

5.中国は常設型宇宙ステーションを所有していない。

とまぁ、宇宙に少しでも知識がある人であれば、設定が滅茶苦茶ということに、すぐ気付く訳で…。

そして、ストーリー上も、宇宙飛行士マット・コワルスキーの諦めが早すぎる。
宇宙は無重力なのだから、自分の身体の重さが負担になるはずがないのに、あっさりと自分でベルトを外してしまう。もっと、生への執着を見せて、もがいてあがいて欲しかった。
あれでは、まるで自殺志願者のような行動だ。

ライアン・ストーン博士を演じるサンドラ・ブロック、一時はハリウッドで最も出演料の高い女優と言われたけれども、自分の目から見ると決して演技の上手い役者さんではないと思う。
少なくとも、『演技派女優』という肩書きは、サンドラ・ブロックには似合わない。

宇宙空間の無重力の描写は確かに凄かった。本当に宇宙空間で撮影したのではないかと思えるほど、CG特殊効果は良く出来ている。

ただ、ストーリーと呼べるほどのストーリーもない。

教訓もなければ、ラストにカタルシスを感じるシーンもない。

カタルシスを感じないのは、サンドラ・ブロックの演技力不足に因るものか、ジョージ・クルーニーが序盤であっけなく死んでしまう後味の悪さから来るものか?

ともかく、前評判が高かった割には、あまり楽しめる映画では無かった。
設定におかしな部分が多過ぎる。少なくとも、自分が監督なら、こんな映画は撮らない。
posted by ガンダルフ at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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