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2010年01月20日

カタカナ英語と略語に共通する脆弱性とは?

カタカナ英語(オトナ語)が氾濫するビジネス界においては、他人よりも1語でも多くカタカナ英語を知っていたほうが「仕事ができるように見える」「早く昇進できる」といった盲信にも似たカタカナ英語信奉があるように感じられますが、中学生にもわかる言葉で複雑な世界情勢や社会問題を解説できる元NHK報道記者のの池上彰さんの方が知的な印象を受けるのは私だけでしょうか?

むしろ、日本語でも同じ意味の言葉があるのに、わざわざカタカナ英単語を使って自分自身の発言をわかりにくくするビジネスマンの方が軽薄短小に見えます。

例えば、仏陀が民衆に教えを説くとき、誰にでも分かる理解しやすい表現を心がけていたそうです。
それは瀬戸内寂聴さんも同じで、瀬戸内さんの講演では分かりにくいカタカナ英語は殆ど使いません。

オトナ語はコピーライターの糸井重里氏が生み出した造語です。
カタカナ英語(オトナ語)と、若者の略語には共通点があります。
狭いグループの中でしか通用しないカタカナ英語(オトナ語)を使用することで仲間同士のグループ帰属意識が高まるのと同時に、外部の人間を寄せ付けない閉鎖性を持つという脆弱性があります。
テレビの討論番組などで、インテリぶった出演者がカタカナ英語を使用して優越感に浸っているのを見るたびに「度量の狭い人だなぁ」と呆れます。
マスメディアは不特定多数の人々に向けて発信されているので、できるだけわかりやすい言葉遣いを心がけるほうが、より多くの人々に自らの主張を届けることが出来ます。
それなのに、視野狭窄に自分の自尊心を満足させるだけの目的で“自らの主張を少数の人々にしか届けられない”カタカナ英語(オトナ語)をマスメディアで使用するのは浅薄な人と目に写ります。
これはテレビの出演者のみならず、雑誌や新聞や企業サイトなどマスメディア全般に言えることです。
とくに企業広告でスキームだのコンプライアンスだのマターだのといったカタカナ英語を使用するのは、一体誰に読んで欲しい広告なのか首をひねります。

ヨーロッパ諸国の中で英語の殆ど通じない国、フランスでは“マスメディアに於いてはフランス語の使用を求め、英語の使用を禁ずる”という法案が議会に提出されたと思いましたが、その後どうなったでしょうか?
フランスの場合は、何でもフランスがナンバーワンだ、という考えに基づいていて、そうした法案が検討されたりするのですが国粋主義(ナショナリズム)も行き過ぎは危険なので、何事も中庸、程々が良いと思います。
posted by ガンダルフ at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語(国語、漢字)
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